東京・全国の激安商店街の代名詞「アメ横」で発見した寿司屋さんです。
アメ横と上野公園に行ったときに店先のさんま丼800円が600円に修正されていたことに気を惹かれて入ったお店です。
店先で店内を覗くと昼時なのにカウンターでビールを飲む客が一人だけだったので、外しそうな店だな・・・と思案していたら、背後で呼び込みをしていた「スポーツ刈のおばさん」に美味しいお寿司食べていこうね・・・と店内に招き入れられ決心しました。(600円ならいいか・・・)
店内に入りカウンターに座るとくたびれた白衣(でも清潔そうな)を着た板前さんがてきぱきとした仕事で「さんま丼」(画像2)を出しながら「お椀と茶碗蒸が付きますから」と言うので・・・いくら秋刀魚が豊漁で値がこなれてるからって安すぎないか・・・と不安になってしまいました。
出された「さんま丼」は、どんぶりの中にレタスがたっぷり、その上に皮に焼き目の付いた秋刀魚の切り身に青ネギがかけられ、ガリが添えられたもの・・・あれ?生の秋刀魚じゃないの・・・・?・・・・と思って食べ始めると秋刀魚は半生で醤油ベースのドレッシング風のタレが絡めてあってウマイ!
店内の張り紙を見ると「炙りさんま丼」と書かれている・・・
そうか、一仕事してあるんだ・・・生の秋刀魚より炙ってある半生の秋刀魚も適度に脂落ちて美味い・・・・いい仕事してますねぇ〜(何でも鑑定団じゃない)・・・と思って板前さんに「これウマイですね・・・さんまの時期しかやらないんですか?」と訪ねると「はい。気に入ってもらえると嬉しいです。あと二月くらいですかね・・・」と嬉しそうに気さくに答えてくれました。
店に入る前の不安は一気に消し飛ぶほど美味かったです。
また、さんまの時期には間違いなく食べに来ようと思ったくらいですから・・・寿司屋の仕事っていうのはこういうのを言うんだな・・・と再認識させられた昼飯でした。
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