仕事で葛飾区内のタウン情報を取材中に発見しました。
映画「男はつらいよ」で有名な葛飾柴又に「寅さんの足跡を追う」と言う企画を立てて取材に歩いていたのですが、当時は思いっきり夏!
取材に出ると平均して20キロ位歩き回るので夏場は汗が吹き出る・・・というより次から次へと湧き出してくる感じで喉はカラカラ・・・・
一日の取材を終え京成線の柴又駅前で会社に終業報告を入れ直帰する旨を報告していると・・・すぐ目の前にありました。
「あみ焼き・焼き鳥 春」と書かれた看板を発見、そのときデーブ頭の中に浮かんだのは「生ビール」の文字
たまらずに暖簾をくぐると、ちょっと化粧が派手めなママさん(でも、結構綺麗な人だった)が人懐っこそうな笑顔で迎えてくれました。
店は「駅前長屋」と呼ばれている長屋形式の数軒のお店がつながった古い建物なのでお世辞にも綺麗と言いがたい店ですが
いい雰囲気というか、下町の居酒屋のムード満点で、まだ暑い季節でしたが、エアコンのスイッチは切られていて、入り口の引き戸が全開!
デーブは砂漠を彷徨ってきた遭難者が水を乞うように汗を拭いながら「生ビールください!」というとママさんは「暑いもんね」と笑いながらビールを出してくれました。
お通しは、濃い目の味付けのキンピラ・・・合うんですよね汗をかいた後のビールに濃い目の味付けのものって・・・
料理の味は平均的だったけど、ママさんもお客さんも気さくでいい人ばかりだったので、たちまちデーブお気に入りの店に決定!
店内を見回すとさすが柴又、寅さんに関する新聞や雑誌の切抜きや山田洋二監督のサインが飾られていました。
話を聞いてみると、寅さんこと渥美清さんもよく顔を出していたそうで、渥美さんは酒を飲まずにオムレツ(500円)を好んで食べていたそうです。
ママさん曰く、その頃から体が悪くなってたのかもね・・・
このときはいなかったのですが、ママのご主人(マスター)は、店の前の駅前広場に建てられた寅さんのブロンズ像を磨き清めることを日課にしているそうで、こんなところにも下町の人情を感じさせられました。
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